ヒートマップ解析を用いたサイトのコンバージョン率の上昇の検証

ヒートマップ解析を行うメリットとは

ヒートマップ解析とはサイトを訪れたユーザーがページ内のどこに注目しているのかを、サーモグラフィーのように表示することです。ヒートマップ解析を行うことによって、ユーザーがよく押しているボタン、押していないボタンを視覚的に把握することができ、ページ内のボタンの位置などを改善する上で大いに役立ちます。自分のサイトのユーザー数が増えないで悩んでいる人は、一度ヒートマップ解析を行ってユーザがどういった挙動をしているのかを把握することで、サイトのコンバージョン率を上昇させるヒントになります。

スクロール到達度のチェック

サイトの改善を行う上で最も優先度が高いのは、ページの第一印象であるファーストビューです。ファーストビューがユーザの心に刺さらないとユーザはすぐにそのページを離れてしまいます。こういったサイトに対してヒートマップ解析を行うと、ページの上部ばかりに色が付いていて下の方にはまったく色が付いていないことがわかります。つまり、ファーストビューの印象が弱いということがわかるので、キャッチコピーをいくつか変えてテストをしてみて、最もスクロール到達度が高いものを使うようにすることでコンバージョン率を上昇させることができます。

サイトの無駄クリックのチェック

ヒートマップ解析ツールを使用すれば、クリックした場所を計測して表示することができます。そのため、無駄クリックがどこでどのように発生しているのかを視覚的に把握することができます。不必要なヘッダーとフッターのリンクを削除しただけでコンバージョン率が1.6倍に跳ね上がったケースもあります。さらに、リンクでない箇所がクリックされる勘違いクリックの計測も行うことができます。例えば、デザイン上丸みを帯びているものはボタンでなくてもボタンに見えてしまうことがあります。そういった勘違いクリックはユーザのストレスを生んでしまうので、すぐに取り除くようにしましょう。 注目されているコンテンツのチェック ヒートマップ解析で注目度が高かった項目をページの上部と入れ替えた結果、コンバージョン率が2倍近くになったケースがあります。なぜこんなにもコンバージョン率が上がったのかについてですが。ユーザは興味を引かれるコンテンツがあると、それ以降のコンテンツのスクロール到達度が上がっていく傾向にあります。つまり、ページの下に興味を引く項目があってもそこに到達しなければ意味がないということです。そのため、注目度の高いコンテンツをページの上部に用意し、より詳細に作り込んでいくことで、コンバージョン率は上昇していきます。

アクションボタンのチェック

問い合わせフォーム直前のボタンなどのいわゆるアクションボタンもサイト改善の重要なポイントになります。ボタン周辺のヒートマップを見て、自分の意図した通りにボタンが押されているかをチェックしてみます。よくある間違いがボタンをあれやこれやと増やしてユーザの選択肢を増やしてしまうことです。ボタンがたくさんあるとユーザに迷いを生じさせてしまうので、最も注目してほしいボタンを1つか2つ厳選して配置し、他のボタンはページ下部に配置することによって、ユーザに親切なサイトを作り出すことができます。

新規とリピートのヒートマップを別々に見る

新規ユーザーとリピーターでそれぞれ違ったヒートマップを見ることも大切です。実際に試してみるとよくわかるのですが、新規ユーザーに比べてリピーターの方がログインボタンをクリックする率がかなり高くなる傾向にあります。これはログイン目的の既存客が新規に比べて多いためです。実際の営業でも新規のお客様とリピートのお客様では対応を変えていくと思います。Webサイトでも同じことが言えて、新規とリピーターとでは傾向が違うため、それぞれに合わせてページ内の改善を行っていくことがコンバージョン率の上昇につながります。

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この記事を書いた人

水野 直

水野 直株式会社ZERO

1985年、東京都中野区生まれ。
某WEBマーケティング会社にて営業と兼務でリスティング運用やSEOの実務を経験。 現在は某企業の小売業の経営コンサルタントをする傍ら、 LPO・SEOを中心としたWEBマーケティング会社取締役として従事。 普段の業務は現場教育やコンサルティングのお手伝いのほか、記事執筆やセミナーなど。