高速ABテストを行う前に準備すべき事前対策

事前準備の重要度とその必要性

コストをかけずに商品やサービスを成長させるという意味の、グロースハックという言葉をよく耳にするようになりました。グロースハックを実践する為にもABテストは重要な役割を果たします。それに伴い、ABテストを実施したいという声が多い昨今ですが、ただABテストを実施しただけでは、大きな成果は見込めないのが現実です。ABテストを実施する前に、いかなる事前準備をするかが成功の鍵を握っていると言っても過言ではありません。やっておくべき事前準備をいくつかまとめましたので、参考にしてみて下さい。

次につながる仮説を継続して立てる

まずは仮説の立て方です。ただ闇雲にABテストをして、結果CV率が上がっとしても、その先の改善は見込めません。仮説を立てる際、そこにいかに具体性を持たせるかが重要です。例えば、検索ユーザーに対して、そこに専門性を持たせることでCV率はあがるのか、という仮説を立てます。テストの結果、よりマニアックなコンテンツまで読まれるようになれば、次はより専門性をアピールできる製造工程を入れてみよう、と繋がる訳です。このように、テストの次のテストまでをイメージした仮説を立てること、そしてそれを継続することが大事なのです。

改善後の売り上げへの貢献まで想定する

CV率のみを追いかけていては、モチベーションを維持するのが難しくなってきます。なぜならABテストは小さいことの積み重ねだからです。継続して行う為にはどうするか、それは、売上高に対してどこまで貢献するのかを具体的に想定することです。売上に置き換えることで、改善インパクトがどれ程大きいのかを可視化して見ることが大事です。小さな改善でも、売上に大きな嬉しい変化が生じることを事前に把握することが出来ます。またそうすることで、改修に予算がかかるときも、明確な判断基準を持って実施することが出来るようになります。

結果に言い訳の余地を残さない

リスティング広告の予算が違ったから。季節要因が入ったから。ABテストの結果に対する言い訳には以上のようなものが想定できます。これらは、同一期間内に実施しなかったことによる弊害と言えます。同一期間内に実施する為には幾つかの方法が考えられます。リスティング広告のリンク先テスト等は、無料で利用できる便利な方法です。また、有料にはなりますが、ページ内の様々な要素を同時にテストし、最適な組み合わせを判別することが可能なツールもあります。やりたい内容やコストパフォーマンスを考えて選択したり、また組み合わせて使うことができます。

最低限のアクセス数の確保

ABテストを実施するには、ある一定量のアクセス数が必要になります。幾らそのテストがCV率を上げる為に有効な内容だったとしても、テストの数が少ないと、判断に時間がかかってしまいます。その結果、改善サイクルのスピードを保つことができなくなってしまいます。一定量の数の目安としては、ABテストを2パターンで走らせる場合、ABそれぞれ1000アクセスずつ、合計2000アクセス程度の準備は必要です。このくらいの分母がないと、改善スピードは遅くなってしまい、結局売上に結びつくスピードも遅くなります。

ABテストの事前準備まとめ

ABテストの結果は明確に出てきます。その為、取り組みやすく判断もしやすいです。しかしその反面、明確な仮説を立てることなく、とりあえずやってみよう、となりがちです。ABテストは一回で終わらせる性質のものではなく、継続して実施することでその真価を発揮するテストです。単発で終わらせないように、常に明確な仮説を持った上で実施して下さい。このことこそが、やるべき事前準備のうちで最も重要なポイントです。ここに頭を使わずして有効な、売上に結びつくABテストを実施することは出来ないと断言できます。

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この記事を書いた人

水野 直

水野 直株式会社ZERO

1985年、東京都中野区生まれ。
某WEBマーケティング会社にて営業と兼務でリスティング運用やSEOの実務を経験。 現在は某企業の小売業の経営コンサルタントをする傍ら、 LPO・SEOを中心としたWEBマーケティング会社取締役として従事。 普段の業務は現場教育やコンサルティングのお手伝いのほか、記事執筆やセミナーなど。